ヤギとゆかいな仲間たち

りさヤギなりのまじめな思考から、周りで日々起こる1本ネジが外れた脱力系の出来事までを、飾らず繕わず、ありのままに記録しています。

天孫降臨。高千穂神社 2

今日もご覧いただいて、

本当にありがとうございます(*^-^*)



今日は前回の続きです。


高千穂は、天孫降臨(てんそんこうりん)の有力候補地だといわれています。

ピンとこない方もいるかもなので、ヤギなりにお話させていただこうと思います。


名付けて、

“ 必要最低限。ヤギでもわかる天孫降臨編〜! ”  👏パチパチパチ



以下出てくるお名前は全て神様です。


*〜*〜*〜*


天上に、神様たちが住む高天原(たかまがはら)というところがあります。

高天原の偉い神様たちは、イザナギとイザナミに国造りを命じました。

イザナギとイザナミは協力してオノゴロ島(又は オノコロ島)という島を一つ造り、その後地上で結婚して淡路島を始め九州や本州などたくさんの島、そして多くの神様を生みました。

ですがイザナミは死んでしまいます。


イザナギは悲しみ、黄泉の国(よみのくに。死者の国のこと)へとイザナミを連れ戻しに行きますが、醜く変わり果てた姿を見て、命からがら逃げ帰ってきます。


イザナギはひどく汚れ穢れた体を、日向(ひむか)の阿波岐原(あわきがはら。宮崎県)で洗い落とそうと禊ぎ(みそぎ)を行いました。


イザナギの禊ぎは多くの神々を生みました。

そうして生まれたのがアマテラス(天照大御神、アマテラスオオミカミ)で、その弟がスサノオ(須佐之男命、スサノオノミコト)です。


そのスサノオの子孫にあたるのがオオクニヌシ(大国主命、オオクニヌシノミコト)で、このオオクニヌシが、当時 葦原中津国(あしはらのなかつくに)と呼ばれた地上、日本を造りあげました。


葦原中津国は大層栄え、賑わうようになりました。

これを見ていたアマテラスを始め高天原(たかまがはら)の神々は、葦原中津国が欲しくてたまりません。

「この地上を治めるのは我が一族!」と言い始め、天の神々を地上界に派遣することを決めました。

目的は葦原中津国の平定です。


そこで高天原の神であるタケミカヅチとアマノトリフネが、オオクニヌシの住む出雲国に降臨します。

オオクニヌシの御子たちをことごとく屈服させ、国を譲るよう迫りました。

「この国、譲ってもらえませんか」と。


オオクニヌシは既に国造りを終え隠居の身だったので、

「私の二人の息子が同意するというのであれば従う。

その代わり私の住む場所として、高天原と同じくらい高くそびえる宮殿を建てていただきたい。そうしてもらえるのであれば私もおとなしくそこに籠り、私の百八十の神々も、高天原の神にそむくことはないだろう」

と言いました。


契約は交わされ、宮殿として出雲大社が造られました。

オオクニヌシは国を譲ることに同意し、アマテラスの国譲り交渉は幕を閉じたのでした。


次にアマテラスは葦原中津国を実際に治めるため3人もの刺客を送り込みます。
ですが、1人目<やる気なし>、2人目<寝返り>、3人目<裏切り>・・・と、ことごとく失敗に終わります。


そして4人目の刺客として、ニニギ(瓊瓊杵尊、ニニギノミコト)が送り込まれるのです。
ニニギは皇祖神として最高位であるアマテラスの孫にあたることから、『天孫降臨』(てんそんこうりん。天の孫が降臨するという意味)と呼ばれています。

(アマテラスはニニギのおばあちゃんです)


ニニギは選りすぐりのスタッフ(神々)を引き連れ、日向の高千穂に天降(あまくだ)った(降り立たった)のでした。

そして葦原中津国を治めてゆくのです。


*〜*〜*〜*


天孫降臨とはただ高天原から降りてきたというだけでなく、皇室のご先祖がこの国を豊かにそして平和に治めてゆく様子を語り伝えるものです。

ニニギアマテラスから三種の神器だけでなく高天原の稲を授かり、人々の食物とするよう命じられたのです。


その後ニニギの子孫が生まれ、東へと向かっていくのは先のお話です。




以上が古事記と日本書紀に記された日本神話ですが、内容は諸説あり、解釈により多少違う部分もあることをご了承ください。



〜〜★〜〜



では現実に戻ります(*^-^*)


↑ 高千穂神楽が行われる神楽殿


高千穂神社では、365日(366日)毎晩、神楽の舞が見られます。


 おもしろそう。

ヤギも拝見したかったです。


11月中旬から2月上旬には『高千穂の夜神楽(よかぐら)』といって、高千穂の20にもなる地域で、夜通し神楽を氏神様に奉納します。

日本の神話や伝説の中に登場する神々が総出演するのです。


ちなみに神楽では女性の神様も出てきますが、全て男性が舞います。



〜★〜



前回の記事で御神木の秩父杉を載せましたが、その隣には元々もう1本杉の木があったのだとか。

台風で倒れてしまったため、その木でこの建物を造ったのだそう。



 よかったね、立派によみがえることができて。

 毎日多くの人たちが神楽を観にあなたのところに来てくれるから、姿が変わってもきっと悲しくないよね。




この場所はなんだろう・・・

木が何本も広場を囲むように植えられています。



そうそう、すっかり忘れていましたが、今回もKと参拝に来ています。

Kはこのポカンとなんにもない、木々に囲まれた中心の場所から、長い間動きませんでした。


この場所の中央は特にパワーが強く、不思議な空間だったようで、

「エネルギーが真ん中から立ち昇るようなイメージ」

と言っていました。


ここ高千穂神社の木々には精霊が宿るといわれるだけあって、鳥の声だけでなく、目に見えないたくさんの小さな命の声が聴こえる気がしました。


気のせいって?

いいえ、木の精です =^_^=


↑ このように地面を四方八方へ長く這う木の根っこがたくさん見られます。


木たちがこんなふうに伸び伸び根っこを伸ばせるってことは、この場所のパワーが非常に大きいということ。

人もヤギも、その恩恵をいただくことができて、心が豊かになる気がします。

ヤギはふっと表情がゆるみます。



↑ あ!

みつけましたよ~!

ヤギの好きな小路。

この先ってどうなってるんだろうってワクワクしません?


この道をずーっと進んでいくとその先は遊歩道が続いています。

遊歩道を歩く間にも、見どころがいろいろあって楽しめます。


そして遊歩道はパワースポットでもある『高千穂峡(たかちほきょう)』に繋がっています。

皆さんもテレビで見たことがあると思うけど、滝が流れる渓谷の間をボートで散策できるところです。

前回はそちらから高千穂神社にやって来たのでした。


< 高千穂峡。写真またお借りしました。高千穂町環境協会サイトより >



今回はこの後用事があって別の場所へ行くので、残念ながら観光はできませんでした。






また次回へ続きます。

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