ヤギとゆかいな仲間たち

りさヤギなりのまじめな思考から、周りで日々起こる1本ネジが外れた脱力系の出来事までを、飾らず繕わず、ありのままに記録しています。

いつだって突き進むおサル

3コマ目、「遠回り」・・・です(T_T)💧


今日もご覧いただいて、本当にありがとうございます(*^-^*)


ヤギのおサル母さんは、知らない土地へ行っても動じません。
(ヤギの母がおサルさんです)
いつでもどこでも直感で行動します。


他県へ遊びに行った時のことです。
観光地Aにバスで行った後、またバスで駅へ戻ることにしたヤギと母さん。
ですが、バスを降りたところと、Aを見学して出てきたところが違ったため、方向がわからなくなりました。
近くにバス停は見当たりません。
誰かに尋ねようと周りを見回したけど、皆さん車で来ていて、近くを歩いている人がいません。


「バスを降りたとこまで戻ろうよー」
ヤギは言いましたが、その言葉に母さんはNO!


「歩いてたら次のバス停があるよ、きっと」
母さんは、どうせバス停を探すなら、戻るんじゃなく進みたいのです。


「えー?知らないところだし迷っちゃうよ💦」
ヤギの言葉が聞こえているのかいないのか、母さんは勝手に歩き出します。
うだうだ考えるのは性に合いません。
それより母さんは行動したいのです。


「多分こっちよ」

と母さん。


「えーー?!」


気乗りしないものの、ヤギは諦めて母さんの後を追います。
言ってもムダだと知っているからです。



大きな道をしばらく行くと、左に細い道が伸びていました。


「まさかこの道が駅に通じてるってことはないよね・・・」
ヤギが考えている間も、母さんは迷う様子もなく真っ直ぐ進んでいきます。


A近辺は田舎でしたが、それでも多少の町らしさはありました。
その風景が、どんどん山の風景へと変化していきます。
緩やかな上り坂にもなってきました。


違う気がする・・・


不安になったヤギは、そこでようやくスマホを出して地図を開きました。
(遅い💧)


やっぱり!!


地図によると、ヤギと母さんは遠回りをしていました。

(母さんといると、よくあります)
そして、駅はさっきの細い道を行った先にありました。
このまま行くと、どんどん山の中へと入ってしまいます。


「お母さ~ん!駅あっちだってよー!」


ヤギが大きな声で呼びかけると、母さんはくるっと向きを変えて、


「そうね」(訳:そうなんだー)


と表情ひとつ変えず、何事もなかったかのように戻ってきてヤギの前を通り過ぎ、スタスタとまた歩いて行ってしまいました。



タフだなぁ・・・


知ったかぶりをして間違えても、気にも止めないおサル母さんにヤギは感心します。
ぼんやり見送っていると、母さんは駅へ続く細い道を無視して、またAの方へと歩きます。


「違う違う💦 そこを右に曲がるとってーー!」(訳:曲がるんだって)
また大きな声で呼びかけながら、ヤギは慌てて走り出しましたとさ。



母のんきだね。





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