炭酸ジュースと無実のヤギ
ヤギが炭酸飲料をちゃんと飲めるようになったのは、高校3年生の時でした。
けぷっ・・・ けぷっ・・・
となるのが苦手だったのです。
今でもあまり得意ではありませんが、たまに飲みたくなります。
子どものころから瓶やペットボトルの底に果汁が溜まるようなジュースが好きなので、飲む前に容器を振るクセがあります。
それで今でも、たまに炭酸飲料を購入した際、おしゃべりに夢中でつい容器を振ってしまうことがあり、Kに注意をされることもよくあります。
~~★~~
暑い日で、駅まで走って喉が渇いたので、自販機で炭酸ジュースを買うことにしました。
無意識で容器を振ってしまわないように用心します。
大丈夫。振ってない振ってない。
ベンチに腰を下ろし、プシューッと音が鳴るのも苦手なので ゆっくりキャップを開けます・・・。
プシャッ!
じゅわ~~
!!
まさかの展開。
ジュースは勢いよく吹き出し、地面に音を立てて広がりました。
なしかーーーーーっっ?!?!
(訳:どうしてなんだ)
こういう時って、恥ずかしくてつい周りの人の目を気にしちゃいますよね。
ヤギは思わずハッ!と、隣に座っていたおばあちゃんの方を向きました。
おばあちゃんは黙ったままこちらを見ていました。
違うんです!
ワタシは振ってないんです!
本当なんです。信じて!
おばあちゃんはなんにも言っていないのに、
「わたしはやってなーい!」と心の中で叫びながら、必死で無実を訴えようとするヤギなのでした。
(『それでもボクはやってない』風。)
追記。
ところでなぜ溢れてしまったんでしょうかね・・・
ナゾです。
Kに話をすると、
「振ったんやろ? 正直に吐いたらどうなんだ」
にやっとしてそう言われました。
ほんとうに、ヤギはやってません~ (( +_+ ;))
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