ヤギが大事にしたいこと。
今日もご覧いただいて、
本当にありがとうございます(*^_^*)
美容室で、自分の希望を伝えてそれを形にしてもらうって、とっても難しいことですね。
(もしかしたら、ヤギの頭の形がいびつだし、髪の毛の量や毛穴の向きが左右で違っている(と言われたことがある)からなのかもしれないから、ヤギだけの問題かもしれないけど)
それは伝え方の問題もあるけど、美容師さん側の捉え方や技術力・センス、それにこちらとの相性もあって、
髪をカットしてもらって満足する結果を得られることは、ヤギの場合非常に稀(まれ)です。
ヤギがこれまでの人生で、そんな稀な美容師さんに出会えた経験はわずか2人です・・・。
〜★〜
数か月前、それまで気に入ってお願いしていた美容師Sさんが、そこの美容室を辞めてしまいました。
今どこにいらっしゃるのかはわかりません。
Sさんは、まだ次どうするか決めていないのと、決めていたとしてもここの美容室のために教えることはできないのだと言いました。
Sさんならそう言うだろうな···って思ってたけど、
もう担当してもらえないと思うとヤギはとっても残念です。
ヤギは欠点をカバーしてもらえれば、あとは美容師さんにお任せします。
・頭の形が悪いから、後ろがぺったんこにならないようにしてほしい。
・元々眉毛から頭のてっぺんまでが長く見えるから、前から見た時にバフッとボリュームが出ないようにしてほしい。
・サイドは一般的なボブのように真っすぐのラインにしないでほしい。
ヤギが毎回美容師さんにお願いするのはこの3つ。
Sさんは、いつもヤギの言葉をちゃんと自分の中に落とし込んで、ヤギの希望を叶えてくれていました。
ヤギはそれだけで満足なのに、Sさんは満足の更に上にある、感動を与えてくれる人でした。
本当にセンスが良くて、おしゃれに無頓着なヤギがおしゃれに見える+垢抜けて見える仕上がりになっていて、
「わぁ〜!😃✨」
って自然と笑顔になれるんです。
美容室を出たら姿勢がピンとなって、うつむきがちな顔もキリッと前を向くことができて、
なんだか自分に自信を持てる魔法をかけてもらった気分になれたものです。
Sさんは人柄も抜群によかったです。
素直な優しい人で、どうでもいい世間話をせず、自然とヤギの話を引き出してくれました。
変に機嫌をとったりオーバーリアクションをとることもないし、
本音で自分の話もしてくれたから、なかなか誰とでも本音で話をしないヤギが自然体でいられる人でした。
美容師さんとしてだけでなく人として好きだったから、そんなSさんと会えなくなって今でも本当に寂しいです・・・。
〜★〜
Sさんが辞めてしまってからも、ヤギは同じ美容室を利用しています。
新しく開拓するのは面倒だからです。
IさんはSさんが辞めた後に、たまたま担当してくださった方です。
スキバサミを使う人で少し痛い時もあるけど、テキパキ自分のセンスを生かした技術を提供します。
自信が前面に出ています。
とても人気があって、いつも忙しそうです。
Sさんはカラーリングの間もそばにいて話しかけてくるぐらい、目の前のお客さんだけに時間を割く方でしたが、
Iさんはパーマやカラーリングで時間を置く間に別の人を担当するとか、シャンプーは他の美容師さんに任せるなど、同時進行で2人のお客さんをこなします。
この美容室は基本全ての工程を1人の美容師さんが担当するので珍しいです。
人気で忙しそうなのに、電話対応も積極的にやります。
お客さんとのおしゃべりは必要なこと以外あまりしません。
ヤギはそんなIさんもプロらしくて好きです。
ただ、
仕事を “ こなす ” ことに重点を置いている感じで、
1人1人の “ 人に向き合う ” というタイプではないのが、今回お願いした時は残念に感じてしまいました。
前回Iさんで予約して行った時、
ヤギの欠点をカバーするには横の髪を伸ばした方がいいとアドバイスしてくれました。
具体的にアドバイスしてくれたし、ビジョンが明確だったので、またお願いしようと楽しみにしていました。
が、Iさんは何も覚えてはいませんでした。
お店に入ると受付をIさんがしてくれたけど、ヤギのことも全く覚えてなかったし、
鏡の前に座った時も、
「今日はどうされますか?🙂」
と尋ねられました。
一般的な質問ではあるけど、ヤギは前回の続きを勝手にイメージしてきていたから、がっかりしてしまいました。
でもそれはヤギが勝手に期待していたことだから、いつものように3つの希望を伝えました。
その3つが満たされれば構わないからと自分に言い聞かせて。
一応、
「前回、横を伸ばすといいと言ってもらったので」
というのは伝えました。
1時間半後、鏡の中のヤギは横を短く切られていました。
後ろのボリュームはあまりなく、前回ワン子ちゃんが褒めてくれた髪型とも違っていました。
ヤギの仕事は接客業です。
『お客さんが望むことは何なのか』。
自分を殺して、という意味ではもちろんないけど、それを常に頭に置いて仕事をしていこう。
改めてそう思ったヤギの体験でした。