モー父さんと長浜ラーメン。2
今日もご覧いただいて、
本当にありがとうございます(*^-^*)
今回は『モー父さんと長浜ラーメン。1』の続きです。
モー父さんとの関わりは、いつも静かでした。
ラーメンを食べるためだけに出かけて、食べ終わったらそのまま家に帰る。
その間、特別何か会話をするでもなく。
出てきたラーメンをしばらく食べていると、父さんが決まって
「替え玉するや?」
と、顔だけこちらに向けて訊いてきます。
余談ですが、
長浜ラーメンに限らず博多のラーメンは麺がどこよりも細いので、満腹感がよそのラーメンと比べて少なく、だから替え玉をする人が多いです。
替え玉で量を調整できるのがいいところでもあります。
麺の太さについていうと、
大人になって初めて久留米ラーメンを食べた時でさえ、ヤギは
「太!」
と思いました。
同じ福岡でも違います。
いつかKが、北海道で生まれ育った人を屋台へ連れて行った時、
「そうめんみたい」
と言われたそうだけど、ほんとにそうですね。
そして博多の麺がそうめんなら、久留米の麺は冷や麦です。(ヤギの感覚)
話を戻します。
ヤギはあまり替え玉をしません。
「ううん、いい(いらない)」
と丼に顔を向けたままモー父さんに答えます。
何度か替え玉したことあるけど、スープになじまないので好きじゃないです。
博多の人は固麺が好きだけど、固いと余計スープがからみません。
替え玉の他に、そこの長浜ラーメンには『替え肉』もありました。
チャーシューのおかわりです。
チャーシューは薄い丸いやつじゃなくて、クズクズのお肉です。
モー父さんはいつも替え玉や替え肉をしていました。
長浜ラーメンは朝からでも食べられるラーメンなのです。
替え玉をするかどうかだけの会話をして、あとはただ黙って食べる父さんとヤギです。
食べ終わるとすぐにお店を出ます。
サクッと食べてサクッと帰る。
ここで長居をする人はいません。
行きもそうだけど、帰りの車の中でもヤギは静かに外を眺めながら乗っていました。
そういえば、父さんとラーメンを食べに行く時は決まって晴れていたな。
魚釣りに行く時も親戚の家へ行く時も晴れていた記憶しかないので、基本インドアの父さんは天気がいい日を好きで、そういう日だけ出かけていたからかもしれません。
まだ朝早い時間帯。
家に帰って来ると、ヤギはそのまままたベッドにもぐります。
特に用事がなければ、そして友達の電話とか誰かにじゃまされなければ、NHK大河ドラマが始まる頃まで眠ります。
ヤギが若い頃の、日曜日のお話でした。
〜〜★〜〜
昨日夜東京から戻りました。
初めて忠犬ハチ公を直に見ました。
ヤギはハチ公よりも、ハチ公周りの風景に興味がありました。
複合施設の外観とか、スクランブル交差点とか、そこにいる人たちとか。
かろうじて日中と呼べる時間帯だったからだと思うけど、想像していたよりは “ 普通 ” でした。
少なくとも前回の竹下通りよりも。
原宿から渋谷まで15分ほどだったので歩いてみたけど、東京は場所によって人の数も町の様子も違っていてとっても驚きます。
またね〜、東京。
飛行機はやっぱり苦手だけど、モノレール、好きです。
↑ 自分へのお土産です。